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竹千代

 投稿者:余湖  投稿日:2020年 2月11日(火)05時43分11秒
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  先日『麒麟がくる』を見ていたら幼い竹千代が登場してきた。竹千代にはちょっとした思い入れがある。

『国盗り物語』が放送された翌年、『少年徳川家康』というアニメが放送された。山岡荘八が原作のアニメなど、後にも先にもこれだけであるが、おそらく『国盗り物語』によって戦国ブームが起きて、それでこんなアニメが製作されたものであろう。

なにしろ、少年時代を描いたものであるから、合戦のような華々しいシーンはなく、少年竹千代が、しいたげられて辛い思いをするといった、鬱なアニメであった。

母に会いたいけど会えない、といった展開は『一休さん』と通じるものがあった。キャラも『一休さん』そのものであった。

しかし、このアニメのエンディングがとても好きで、つらいことがあった時などによく口ずさんでいた。

youtubeで探したらエンディングの映像はなかったのだが、ソノラマシートの曲を見つけることができた。3:35からがエンディングである。

https://www.youtube.com/watch?v=G3AA1-tUNE0&t=271s

「生まれた時から重荷をしょって、歩いて行くのが男だよ」
「人に頼るな 頼れる人になれと教えた母の愛」

昔は幼児までの死亡率が高く、そのため子供をたくさん産むというのが当たり前だった。そんな中で、兄弟もない一人っ子で、父は早くに死亡、母は離縁させられ、天涯孤独になったうえに、自身は人質として他の大名に預けられてしまう・・・・こんな悲惨な少年時代があるだろうか。

こんな虐げられた青春を送った人物が後には天下を取るのだと思うと、本当に奇跡のような出来事だと思うのである。

思えば、家康の祖父の松平清康は、10代で家督を継ぎ、24歳までに三河を統一するほどのやり手だった。その清康は24歳という若さで戦死してしまう。

残されたのは一人息子の広忠。この広忠も、26歳で家臣に殺害されてしまう。そういえば大河『徳川家康』で広忠を演じていたのは近藤正臣だったなあ。

その広忠のたった一人の子供が竹千代だった。そうした細い糸のような家系をかろうじてつないでいくことによって、後の江戸時代が出現することになるのである。

こうして考えてみると、これは奇跡だったんじゃないか、としか思えないのである。

あの時、織田の館で、人質となっていた幼い子供が後に天下を取るなんて、いったい誰が予想できたであろうか。
 
 
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