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浅井長政

 投稿者:余湖  投稿日:2020年 2月 9日(日)05時56分30秒
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  『国盗り物語』の登場人物にはかっこいい人が多かったのだが、中でも群を抜いてそのかっこよさが印象に残っている人物の1人が浅井長政であった。

何しろ演じていたのが、杉良太郎である。

杉良太郎といえば、初代助さんであるし、また十文字小弥太であった。(大江戸捜査網を覚えている人、いるかな?)

特に大江戸捜査網の方は、同時期にやっていたような気がするから、まさにヒーローが演じている、といった印象であった。

だから、浅井長政が味方になってくれているというのは、とても頼もしい感じがしたものだ。

それが、途中で朝倉方に寝返ってしまう。それも、父、久政の陰謀によってであった。

越前に攻め込んだ織田軍の背後を突くべく、軍勢を久政が勝手に派遣してしまったことを知った長政は、

「父上、いったいなんてことを!」と問い詰める。
「朝倉は縁者じゃ。我が家は、朝倉家には恩義がある。信長と同盟を結ぶにあたっては、朝倉と争う際には必ず、こちらに相談してほしいと伝えていたではないか。約束を破ったのは信長の方だ」
「ではありますが、父上、世の流れというものを考えていただきたい。いずれ朝倉は没落し、織田の世になりましょう。朝倉に義理立てしていても、浅井の将来のためにはなりませぬ」
「黙れ黙れ! わしは朝倉の味方じゃ」

といったやり取りがあって、長政は、信長と敵対することを決意するのである。ドラマの中では、久政が凡庸な人物であり、長政はそれに振り回されるといった役回りであった。

信長との決戦を決意した長政は、以後は徹底して信長と戦い続ける。最終決戦を迎えるにあたって、長政は、自ら戒名を付け、自らの墓石を建て、自らの葬儀を生前に行うことによって、家臣らに自分の覚悟を示す。

難攻不落を誇った小谷城も、秀吉の攻撃によって落城の時を迎える。久政の籠る京極丸と、長政の籠る本丸との間を分断された小谷城は、やがて火をかけられ落城、長政は自刃する。

小谷城落城の際、お市の方と三人の娘は助け出されたが、一緒にいた万福丸は引き離されて、串刺しになって殺される。ひどいことをしたものである。(もっとも串刺しにするシーンはなく「串刺しにせよ」と命じただけであったが)

浅井滅亡の後、浅井領は秀吉に与えられた。狂喜乱舞する秀吉の姿が印象に残った。その後、秀吉は長浜城を築いて本拠地とするのである。

浅井長政は本来は、先を見通すことのできる人物であり、あのまま信長に仕えていたら、かなりの活躍が期待できる英雄的な人物であった。凡庸な父上に引っ張りまわされたがゆえに、滅亡の道を歩んでしまうことになった。

ということで、浅井長政はかっこいいという印象を抱いていたのだが、後になって歴史の本で浅井長政の肖像画を見た時は愕然とした。こんな蝦蟇蛙みたいなのは長政じゃない!

なお、浅井長政、久政、朝倉義景の3人の頭蓋骨はそのまま漆塗にされ、頭頂部の部分を切り取って盃にして、酒を注ぎ、家臣らに飲ませるシーンがあった。気持ち悪いことをするんだなあと感じた。

そこでも、朝倉義景の頭の盃を飲めない光秀と信長との相克があった。

「光秀、酒を飲め、何故飲まぬのか」
「できませぬ。この盃は、私のかつての主君でござります。主君の盃は飲めませぬ」
「だからこそ、飲めというのだ。この盃が一体お前に何をしてくれた。この信長だからこそ、お前をここまで取り立ててやったのだ。飲め!」

そして、酒を無理やりに飲ませる信長。完全にパワハラだよなあ。

朝倉義景も凡庸な人物として描かれていた。この人物のことはほとんど印象に残っていない。



 
 
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