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雲海

 投稿者:余湖  投稿日:2020年 1月16日(木)04時12分49秒
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  昔、福知山城を訪れた際に、とても印象に残っている出来事があった。それが雲海である。

福知山城を訪れる際に、亀岡から福知山まで、早朝に山陰本線に乗っていた。11月の早朝のことである。

電車の中から見る景色は一面の霧の中であった。重く垂れこめた霧である。それも、ただの霧ではなく、ところどころ雲の切れ目から太陽の光が差し込んでおり、雲の上が晴天らしいことは分かった。

雲の切れ目から一筋刺し子で来る日光は荘厳なもののように見えた。

このような気候を体験したのは、その時が初めてのことであった。このような盆地だと、こうした霧が里を覆ってしまうのだろうかと思った。

後に、この地域の山城を早朝に訪れた際に、山麓では霧がたちこめているというのに、山に登って行くと、途中から晴天になり、下の方に雲が溜まっているという光景を目にすることとなった。

すなわち、これが雲海である。

そんなわけで、雲海の中を電車で通る、という体験をしたのも、その時が初めてなのであった。

霧の中に一筋の日航が差し込んでくるあの景色を、今でもよく覚えている。
 
 
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