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野良猫さん,いつもありがとうございます。
袴田巌さんに関しては矛盾点が多いですね。ボクシング界のみならず日弁連や議員連盟による救済運動の動きが高まっており,執行はあり得ないと思います。もう77歳になっているわけで,早く再審請求が認められて冤罪が晴れることを望むものです。
ここからは余談です。
私は袴田事件や他の冤罪事件があるからと言って死刑廃止論者ではなく,あくまで死刑存続主義者です。死刑が相当と考えられる事件において客観的証拠が揃って立証された場合,死刑執行には賛成です。その一方で袴田事件のように少しでも疑問点がある場合には当然再審すべきと思います。
死刑に関しては廃止論,存続論ともに根拠の一つになるのが『犯罪抑止効果』でしょう。しかし,これほどアテにならないものはありません。
廃止論者,存続論者がそれぞれ『死刑があるのに犯罪が減らない』,『死刑があるから犯罪が減った』と主張したところで因果関係を検証しようがないからです。したがって,犯罪抑止効果を議論するのは無意味な感じがします。
被害者遺族の感情にしても千差万別であり,それを廃止・存続の根拠にはできないと思います。
やはり死を以って償うしかない罪というのはあるもので,死んで償う道を被告に与える・・・単純にそういう点から死刑は存続させるべきと考えています。
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